2009年01月02日

人口減少を逆手にとった戦略

 日本は人口が減少に転じて久しいと言われています。2008年も5万人の人口が減少したとの報告もあります。

 ただし、出生率は微増したとも報告されましたが、これは数字のマジック。
 人口が減少しているのだから、出生者数が同じであれば出生率が上昇するのは当然のこと。



08年人口、過去最大の5万人減…出生数は微増だったが

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081231-00000039-yom-soci

 人口減少は、産業構造に大きな変化をもたらします。
 例えば、江戸時代中期には大飢饉が頻発して人口が減少したものの、農業技術の発達と織物や陶磁器の製造技術が飛躍的に向上しました。
 また、中世ヨーロッパではペストが大流行して人口が激減したものの、農業労働者の賃金拡大とともに、人件費抑制のための機械や新技術の開発が相次ぎ、産業革命へとつながっていきました。

 過去の歴史は、大きなうねりのなかで、100年スパンで起こりえたことですが、現代は時間のスピードが格段に早いので、数十年で起こりえる可能性があります。

 このような変化の時こそ、ビジネスチャンスが拡大するものです。

 では、どのような変化を予測するのか?

 宅地、住宅、食料、衣料、家電、自動車などといった基礎的消費財の売上げは減少するでしょう。
 一方、パーソナルな欲求に応えた商品、例えば、携帯電話、携帯電話ソフト、アニメ、ゲームソフトなどの選択的消費財の売上げ拡大にシフトするのではないでしょうか。

 ヒントになるのが、ベビー用品のビジネススタイルの変化でしょう。
 出生者数は、1970年代は200万人程度であったものが2000年は110万人程度に落ち込んだものの、ベビーフード市場は4倍以上に売上げが伸びているという情報があります。

 データは市場規模の縮小を予測しているにもかかわらず、実体経済は市場を拡大させているという現象がおきているのです。

 当然のことながら、自然に起きたことではないはずであり、ここに、人口減少を逆手にとった戦略があるのです。

 もう一つの考え方は、対象生産・大量消費から小規模経営へのシフトがありますが、これは、別の機会に考えたいと思います。
タグ:経済
posted by そらまめ at 23:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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